台風19号の各地の被害状況はとんでもなく、河川の決壊が発生し、ものすごい状況でしたが、私の住んでいる足立区の荒川も負けずに増水が酷く、サイクリングロードに水が溢れ出るというとんでもない水の氾濫がありました。普段は絶対に起こりえない荒川の氾濫の状況をレポートいたします。
レポート日:2019年10月13日
目次
- 台風19号の降水量はどの程度で・どんな被害が起きたのか
- では、荒川の氾濫状況を確認してみましょう
- 氾濫を防ぐため整備してきた人々に感動すら覚えた
- 次に備えて何をしようか?
台風19号の降水量はどの程度で・どんな被害が起きたのか
▽神奈川県箱根町では48時間の雨量は1001ミリ、年間降水量のおよそ3割
▽静岡県伊豆市市山でも48時間の雨量が760ミリ、年間降水量のおよそ3割
▽埼玉県秩父市の浦山では48時間の雨量は687ミリ 、年間降水量のおよそ4割
▽東京 檜原村でも48時間の雨量が649ミリ、年間降水量のおよそ4割
これにより起こったことは、風の被害よりも、大量の洪水と河川の氾濫という被害でした。私も台風19号は風の被害が酷いんだろうなと思っていたのですが、ふたを開けてみると、風よりも雨の被害が酷かったのです。なんといっても警戒レベル5が発令されていたのですから・・・
【ただちに避難を!(警戒レベル5)】
— 水戸市 (@kouhou_mito) October 12, 2019
那珂川が氾濫しています。
那珂川沿岸の各避難所を閉鎖し、新たな避難所を随時解説しています。
高台の避難所にただちに避難してください。https://t.co/tjZE3TYpKB pic.twitter.com/Ofi0S4z3e9
栃木県佐野市によると、同市大橋町付近で秋山川の堤防が決壊しました。県は自衛隊に災害派遣要請をしました。オリジナル版は→https://t.co/Mmd12lwQSG pic.twitter.com/i7qFWJaXEm
— 毎日新聞映像グループ (@eizo_desk) October 13, 2019
では、荒川の氾濫状況を確認してみましょう
荒川のグラウンドがなくなっていたことに非常にショックを覚えました。サッカーや野球が行われる、いつもは普通にある当たり前のグラウンドがなくなっていました。
河川のサイクリングロード沿ってある公園の植木のあたりまで水没することなんて見たことありません・・・
荒川にあるほとんどすべてのトイレが床上浸水してました!もちろん流されているものも多数ありました。
サイクリングロードが水路になり、完全浸水。看板が、看板ではなくなってました。見たことない光景です。
ブルーシートハウスも孤島になってました。
都市河川、荒川の氾濫を防ぐため整備してきた人々に感動すら覚えた
今回の震災でいろいろなツイート発言を読みましたが、荒川の氾濫がこの程度で収まったのには、それなりに先人の努力の歴史があったからこそだというのを、私は実感しました。
治水の功労者たち😆
— サークリー🏇 (@circlyblog) October 12, 2019
■ダム
過剰な流水を貯め込み
放水を調節して時間を稼ぐ
■貯水池
地上や地下で水を貯める
■堤防
水をせき止め市街への流入を防ぐ
■岩淵水門
隅田川への流入を封鎖して
荒川へ流し都心の洪水を防ぐ
■首都圏外郭放水路
中川・綾瀬川流域で取水し
江戸川へ流す地下神殿 pic.twitter.com/0HHl22tcXH
次の台風に備えて何をしようか?
今回の台風は私の人生においてあり得ないほど、ひどい水害をもたらしたものであり、台風被害の歴史として教科書に載ってもおかしくないくらいの台風となりました。その教訓を受け、次にスーパー台風がやってきたときに、どのような情報を利用するのがよいか掲載しておきたいと思います。
荒川の氾濫情報の収集には
川の氾濫が起きるかどうかを確認するのは、Yahoo!が一番よかったです。
もしも、近くの川の水が溢れそうであれば、すぐに公共施設に避難してください。
Yahoo!荒川の水位情報警報を知るには
足立区の情報を知るのには、足立区の公式ツイッターが一番でした。
≪区長メッセージ『区内全域に「避難勧告」を発令』≫足立区周辺の河川で、氾濫の危険が迫っています。これに伴い、本日(12日)午後3時、足立区全域に「避難勧告」を発令しました。命に関わる非常事態です。避難行動をお願いします。
— 足立区役所 (@adachi_city) October 12, 2019
(区長メッセージ:https://t.co/zlXS2yiv42)
水位に大きな影響を与える潮位を知るには
気象庁の潮位表が一番でした。何時に満潮になるのかを知ることが大事です。その時間は、水位があがるので、水が氾濫しやすくなっていましたね。
潮位 気象庁情報こそがすべて スマホ、そしてバッテリー
台風の被害など、震災のときに私たちが一番欲しいのは情報です。
情報を手に入れるためには、スマホが必須アイテムだということは間違いないでしょう。
でも、もし、この充電がなくなってしまったら、命にかかわる大切な情報がなくなってしまいます。
そう考えると、バッテリー、それもソーラーバッテリーの所有は一つの情報消失リスクの解決手段になると思ってます。
私もソーラーパネルとバッテリーのセットを車に積んでいます。
バックパックにソーラーパネルがついている太陽電池充電器もあるので、人によってはバックパックのほうが便利だとは思います。会社の同僚が所有していました。