なぜ!?人はあまり歩かなくなったのか?

人生 哲学

先週の土曜日の話なのですが、約7キロメートルを歩きまして、片道、約1時間30分ほどかけて上野に行きました。

片道1時間30分なので、往復で3時間ほど、合計約15キロメートルの距離を一日で歩くことになりました。

久しぶりの長距離の徒歩でした。

さて、そんなウォーキングというか、徒歩のお話なのですが、

職場やテレビの街の人の声を聴いていると、次のような願望のような会話ってよく耳にしますよね。

・運動不足なんだよね
・ダイエット中でー
・痩せたい
・健康になりたい
・スリムになりたい
・食べ過ぎちゃたぁ
・ジム行こう
・運動のためにサイクリングする

つまりは、ダイエットや健康のために気をつけたいということなのですが、こういった会話を聞いていて、いつも私は思うことがあります。

それは・・・

ダイエットしたい、運動したいと言うわりには、電車やバス・車での移動を選んでるし、座ってスマホを操作していることが多くないですか?

歩いて移動したら、もっと効果的に健康になれると思いますよ

ということです。

そこで、どうして人は歩かなくなったのか?ということが気になりましたので、今回はそれについて考えてみました。

そもそも人は、なぜ歩かないのか?

人がどうして歩かないのかを考え出すと、いろいろと浮かんでくることは当然あります。

・徒歩だと移動時間が遅い
・通勤や通学には電車があたりまえ
・目的地まで徒歩でいける移動距離ではない
・疲れ切っていた歩けない
・歩きたくない…

移動時間が遅い

これはもっともな理由の一つですが、徒歩は自転車と比べても、電車と比べても、車やバイクと比べても、スピードが遅く、車なら5分の道も、人が歩いたら30分~1時間かかってしまうなど、遅いです。

時間を大事にするので、徒歩を選ばないという考え方は利にかなっています。

通勤や遠方の学校の通学には電車あるいはバスがあたりまえ

学校や学校の通学に関して、徒歩移動が可能な場合は徒歩ですが、基本的には公共交通機関の利用します。特に会社などの通勤には、電車を利用することを前提に交通費の支給があります。

そもそも、都心などでは通勤は電車で通うことが前提になっているのですが、これを徒歩にされたら大変ですね。

目的地まで徒歩でいける移動距離ではない

移動時間が遅いと同じような話ですが、朝の9時に会社に到着しなくてはいけないその会社までの距離が電車だと1時間だけれども、徒歩では3時間以上かかる。

そのような場合に行くのに、徒歩という選択肢は当然ないとは言えます。

では、いつから、歩かなくなったのか?

飛脚という制度が江戸時代にはあったわけですが。

車が普及したのは戦後です。また、電車が広まったのも戦後とされています。となると、人が歩かなくなった理由には、電車や車の普及によるところが大きいとなります。

また、自転車の発達もその理由の一つにはなるかもしれません。

しかし、それ以前には、そもそも人は長距離を移動したのでしょうか?

日本のあちこちに、分家のような神社や、富士山の形を模したような山、また、お土産など、遠くに行くことが、珍しいことだったために、残る施設や風習が残っています。

それを考えると、昔の人はそれほど多くの距離を移動しなかったと想像することもできますね。

そう考えると、そもそも遠くまで移動することはなかったというスタイルが見えてきます。

また、田畑の野良作業も当然昔は多かったはずで、歩くよりも大変な作業を毎日やっていたと言えるでしょう。

もしかしたら、昔からそれほど長くは毎日、歩かなかったのかもしれません。

どのようなシーンなら人は歩くのか?

・観光地
・乗り換え
・自宅から駅まで
・近所の買い物

基本的に歩かなくなった現代人ですが、どのような場合は、積極的に歩くのでしょうか?

観光地における街での移動は確実に歩きますね。また、自宅から駅まで、駅から駅までの乗り換え、近所の買い物も徒歩となりますよね。

すると感覚的なものになりますが、5分から長くても30分くらいの距離だったら人は徒歩を選ぶ可能性があるとも言えます。

そもそも人は5分から30分くらいしか移動しなかったのではないか?

有名な松尾芭蕉のように歴史上の人物は、徒歩で各地を移動していましたが、その道すじをたどると、あちこちにその足跡があるように私は感じています。

そうなると、そのような旅をする人であっても、今のような長距離を一気に移動するということはできなかったと予想できます。

馬やろばなどの移動手段は、あったと思いますが、一部の人しか利用できなかったことも予想できます。

まぁ、そんな様子を考えると、当時の一般的な人であれ、長距離を移動するということはあまりなく、歩いても5分~30分というのは、昔から変わっていないような気がしてきます。

肥満の原因は?

これまで書いてきたことから総合的に考えると、肥満の原因は、やはりそもそもの運動不足、労働不足であることが見えてきます。

昔の仕事は、体力勝負だったのに、いつしか、事務作業がメインになってしまった昨今です。

また、テレビを見たりゲームをやったりする時間も増えてしまいました。

そもそも動いていないのですから、気を許すと肥満になるのは当然とも言えます。

できるウォーキングをやろう

歴史的に見ても、歩くということは、長時間ではなかった、また、現代社会で太る原因は、労働内容であるということが見えてきました。

そうなると、毎日の生活の中で、少しでも時間を作ってジムに通う、ウォーキングするというのは、贅沢な悩みであることがわかります。

もともとは日々の労働で、疲れ果て、栄養のある食事もとることができなかった時代が長かったのが、江戸時代ごろまでは普通でしょうから、今のように画面を見ながら、余暇を楽しむというのは、誠に贅沢な悩みであります。

冒頭に書かせていただいた通り、歩くということで、脂肪燃焼をするのであれば、10分以上の運動が必要というのは、昔から言われてきましたから、30分程度の徒歩を毎日行うことは良いことだと思います。

となると、自宅から最寄りの駅あるいは、会社から最寄り駅など、歩いて30分程度かかる距離の駅までは歩くということを習慣的に行うことが効果的ではないかという気がします。

「いやぁ、毎日の30分は超貴重だよ」と言う人は、ブラック企業にお勤めか、やはりそれでも、歩くダイエットはしたくないということかと思いますが、歩くということは、無料ですし、それでいて脂肪燃焼効果もあるわけですから、朝の通勤・通学、および帰りの通勤・通学をその時間に当てるというのは、十分にウォーキングに効果のでる活動かとおもいます。

よろしければお試しください。

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