2019年にあえて「リネージュM」を選択する理由

リネージュM

リネージュが生まれてから20年以上たっている今、アクションゲームや3Dゲーム、最高グラフィックを謳うゲームがたくさん登場している中で、”あえて今”リネージュMを選択する理由を、実際に韓国版リネージュMをプレイしたところで、考えてみました。

2D視点は、伝統的なクラシックスタイル

20世紀以降、様々なゲームが生み出されましたが、テレビやパソコンのモニターという表現方法でゲームを作るとなると、結局はその表示装置が2Dであるがゆえに、2Dが一番標準的な表示方法であることがわかってきた気がします。

PSVRが家庭に広まったことでVRのゲームも既に提供されていますが、VR型ゲームはたくさんの情報を画面に並べ、読み取るのに苦労すると感じていました。

3DやVRを体験した後で、リネージュのような2Dゲームをやってみると、思いのほか見やすく、情報を読み取りやすい画面であったことを私は感じました。

このような点から、リネージュMのようなゲームはやはりゲームに向くスタイルなのだと感じます。

3DやVRという表現力は、将棋やチェス、オセロのような昔から続くゲームに不要なように、必須ではないことを私は感じています。

リネージュが懐かしいタイミング

私が初めてリネージュをやったのは2000年より前だったと思います。その当時は、通信回線も遅く、割高でプレイ環境を作るのにも一苦労だった気がします。

そこから、様々なオンラインゲームをやってきました。ラグナ、レッドストーン、モンハン、FF14、PSO2、 FEGなど

しかし、当時忙しかった私は、攻城戦の時間には、深夜バイトやその他の幼児で、結局リネージュは消化不良だった気がします。

Group of diverse people using smartphones

そんなリネージュを再度スマホでできるようにするというタイミングで注目を浴びていることは、まさに、リトライするのには絶好のタイミングな気がします。

10年というスパンでは、古いよねという印象もありますが、20年となると、そこには凝縮されて熟成された作品に感じられるかなと思います。

リネージュの進化を随所に感じられる

20年という期間は、ハンパない期間です。リネージュが生まれたときに生まれた人は、20歳でこのゲームをプレイするとき、そんなに古いゲームなのかと、びっくりすることでしょう。

表現方法はもちろん進化しています

大昔のRPGは派手なアクションを導入できるほど、ハードウェアの性能も良くなかったし、開発ツールも未熟であったため、表現方法が乏しい面がありました。

しかし、リネージュは、リネ2、リネレボなど後継のゲームを世に出し、最新の技術を取り入れてきたことで、そのノウハウは当然貯まっているのだと思います。

実際のゲーム画面を見ていても、明らかに昔よりもプレイしやすくなり、便利機能が増えていることを随所に感じられます。

スマホの解像度はすばらしい

また、解像度が上がっていることもあり、単純なキャラ絵であっても、よりきれいな絵を見ることができていると感じます。

昔のリネージュを知る人は、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーのリメイクを楽しむような感覚で新しくなった部分を楽しむことができるのではないかと感じます

ゲームに求められるのは派手なアクションやアニメではない

マインクラフトの大ヒットを見るように、ゲームに求められるのは、派手なアクションやアニメーションだけではないということは、既に証明されていると思います。

また、FF15という作品が世に出たことで、やはりゲームにアニメーションやストーリー性もあった方が楽しめるという理解もありますが、ストーリーがあるゲームはどこか、役割が固定されがちです。

キャラ立ちしすぎると、私は自由度が奪われた感じがして、長期に遊ぶことができませんでした。

リネージュは容姿を変えられないアバターゲームではありますが、将棋の1つの駒というロール(役割)を自由に極めるという感覚で楽しめた気がします。

ゲームはコミュニケーションツール

対人ゲームは人がコンテンツ

オンラインゲーム、戦争ゲーム、PVP、PK、そのワードはどうであれ、人が参加するゲームでは、コミュニケーションが大事です。また、コミュニケーションをとるタイミングがあることも大事です。

リネージュには、MP消費の回復待ちや一人では攻略しにくいコンテンツがたくさんありました。そんなのがあるおかげで、コミュニケーションを積極的にとろうというゲームになっていった面があったと思います。

オンラインを謳っているゲームでも、アクションゲームとなるとアクションに集中するあまり、コミュニケーションをとるタイミングがつかめなかったりします。

そうなってくるとオンラインゲームをやっているのか、非オンラインゲームをやっているのかわからなくなってくるときがあります。

オートプレイを可能にすることで、コミュニケーションを可能にするスタイルがリネレボに見えていましたが、オートプレイが普通になると、ゲーム性が失われ、アニメと変わらないという意見もありますし、私もそれを感じていました。

ボイチャは誰でもOKではない

チャットやツィなどのテキストベースのコミュニケーションがゲーム中にできないのであれば、声(ヴォイス)をつかったボイチャでやろうという動きもあります。

Discordなどは、ボイチャが標準で利用可能であり、声を使った新しいコミュニケーションを可能にしてくれています。

しかしその一方で、声を使ったゲームプレイは苦手。より自分が出てしまうチャットは、個人情報の流出を嫌う人にはまだ抵抗感があるという意見があります。

むすび

今回は私が実際に韓国版のリネージュMをやった感想として感じたものを並べてみました。同意見もあれば、そんな感じじゃないという意見もあるとは思いますが、参考になれば幸いに感じます。

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chigyo

2000年頃からオンライゲームをやってきているちょっとコアなゲーマーです。PSO2をプレイするようになったころから、パソコンに標準でないプレイ環境を作るようになったり、最近ではスマホゲームをエミュレーターでやるなど、ちょっとコアなプレイヤーになっているので、そんなコアでレアな情報を提供しています。 最近やってるゲームは、ファンタジーアースジェネシスです。 自由人編隊:発起人でもあります。

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