ルアーフィッシングの目覚め-バスプロに出会った思い出話2-

ルアーフィッシングの目覚め

私がブラックバスを始めて釣ったのは、埼玉県の北部にあるゴルフの打ちっぱなし場の用水地であった。

その時の思い出にまつわる、私小説。続き、第2話です。

第一話

「バスってなんだ?」

その友達から聞いたキーワードは、でかいということ。黒っぽい緑色だっていうこと。どんなだ?

その当時の私が知っている魚は、コイと埼玉水族館でみる魚たちであって、バスという言葉が頭のなかにはなかった。

バスって言うんだから、こんな車のバスみたいな形をした魚なんだろうか?そんな想像だけが頭の中に浮かんでいた。

中学生の頃になると、嫌な思いでしか残っていない、中間テスト、期末テスト、成績、入試。その友達が、一緒に釣りに行こうと言ったのは、中間テストの1週間前だったと思う。

そんな時期に釣りになんていけないよね?って私は言ったのを覚えている。だから、「テストが終わったら、一緒に行こう」約束したのを覚えている。中学生活は大変だった。

大事だと大人たちが言う中間テスト。そんなテストの最中に、私は夢を見ていた。バスってどんな魚なんだろうか?

その当時は、スマホもなければ、インターネットなどもなく、本を買うにもお小遣いじゃ無理。ただ、釣りキチ三平という漫画があって、アニメでやっていたのをちらっと見たことがあった。

そのアニメの中で、リールを使ったり、ルアーという道具を使って釣る釣りが描かれていて、釣りが好きだった私にとっては、知らないけど、ものすごく興味が湧いた。

市内には釣具屋さんがあった。けれど、そこで売られているのは、手竿ばかり。高級品として売っているものは、すべてヘラブナ用の竿だった。

そんな中学生が、バスと出会うことになるのである。

続く

ルアーフィッシングの目覚め

-バスプロに出会った思い出話-
第1話 「夢のような釣りの話」
第2話 「バスってなんだ?」
第3話 「ウキがなくなる!?」
第4話 「この黒いのがエサだってぇ!?」
第5話 「これがお化け沼だぁ!」
第6話 「おしかったぁー、釣れたと思ったのにー」
第7話 「おかしい・・・何かがおかしい」
第8話 「え!?、どういうこと!!」
第9話 「や、や、やべぇー」

コメント

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