ビットコインが価値を持つにつれて問題が表面化しているのは電気使用量です。このことは、Bitcoin TalkのForumの中でも語られています。
既に、世界の1%のエネルギーがマイニングに利用されているとされています。(2018年)
このことについて私自身の意見としては、ビットコインの問題というよりもエネルギーの使用量が低く、マイニング性能が高いという効率のいいマイニングマシンが作れていないことが、問題にあると感じます。
確かに現時点では、ビットコインがあるからこそ、電気を使うという需要が生まれるわけで、ビットコインさえなければ、これほどまでに、電気を使わなくて済むわけですが、その思考は短絡すぎます。
そもそも、既存の金融機関や産業は、膨大な電気エネルギーを使っています。IT機器と電気使用量の問題は、潜在的にあったはずです。現在の銀行や会社のIT機器を維持するために、どれほどの電気が使われているかを、考えれば、誰もがそれに気づくでしょう。
電気代がかからなくて、同じ性能が出て、コストが悪くない商品が生まれれば、誰もがこぞってそちらに向かうでしょう。誰だって無駄に電気料金を支払いたくはありませんからね。逆に言うと、仮想通貨のマイニングが行われるほどに電力会社が儲かっています。
ビットコインが近年注目されるようになってきたこと、マイニングという新しい概念が生まれ、マイニングをやる人が増えたこと、また、マイニングにパズルを解くための演算能力が必要なこと
これらが、電気と発熱の問題となっています
エネルギーの使用量が問題になることは、日本にとっては良い材料です。そもそも、エネルギー資源のない国であることが、そもそもの節約、節電につながる国です。製品開発にも節約の精神が根底にあります。
静音や節電などの問題は、既存のマイニングマシンにはありますが、日本企業はこれらに対して、必ずや先進の知恵で貢献してくると思われます。
最近は、マイニング機器の日本発のベンチャーの話を聞くようになってきましたね。良い傾向だとおもいます。