参加者が少ない新しい仮想通貨トレードの戦い方(板を見る)

ビットコインには、たくさんの投資家が参加しており取引量が多くなってきていることで、株式投資のような安定的な価格が維持できるようになってきていますが、仮想通貨、特に新しく発行され取引所での扱いが始まったばかりの新しい仮想通貨は、参加者が少ないために当日の売買の参加者の有無で激しく値段が荒れます。このような通貨での、売買のやり方を今回は書いてみたいと思います。

・上場廃止の危険性があることを念頭に置く

トレードをする前に考えなければいけないことは、それは仮想通貨の開発が休止し、社会的な信用を失って上場廃止となる仮想通貨があることです。株式投資においては、その成立から長い期間が経過し、様々なルール、規制、上場条件が課されるため、いきなり倒産やいきなり上場廃止ということが起こることは稀ですが、仮想通貨は、規制自体も発展途上ですので、特に新しい仮想通貨を買う場合は、注意しなければいけません。

そのためには、コミュニティが活発なこと、開発団体のホワイトペーパーとプロジェクトの進捗にブレがないこと。また、進捗に問題がある場合は、その理由が適切かどうかを検証し、判断すべきです。それでも、見えない問題で上場廃止となってしまった場合は、諦めるしかありませんが。

なので上場廃止が行われる可能性があることを認識の上、失いたくはありませんが、投資額は失ってもいい量にとどめることが大事です。

・参加者が少ないことで見えてくる参加者一人一人のトレードスタイル

新しい仮想通貨は、参加者が非常に少ないです。上のスクリーンショットをご覧いただきたいのですが、これは、ある日のLinuxPayの売買板です。板を見るだけでも、多くのことが見えてくると思います。

まずは、買い板の上限は、0.000000413BTC(以後単位は413のように整数で統一) 売り板は550ということで、413と550との差、価格のギャップがあります。このギャップの大小は状況により開いたり縮まったりしますが、ギャップが小さいほど、買い手と売り手のせめぎあいが長く続いていると見ることができます。

・買い板に同じ数字が並んでいる

買い板を見ると、買い注文に同じ取引量(Volume)の売買がならんでいます。3328の板と9950の板ですね。途中の3500は、別人かも知れませんが、私の場合は、3328も9950の板も同一人物が買いを入れているのではないか?と判断します。

つまり、この人物は、強く買いたいと思っているが、可能な限り底値で仕入れたいと考えている人だな、ということが見て取れます。

・売り板の同じ数字が並んでいる

今度は売り板を見てみましょう、今度は、取引量が900で、売りが出ています。これは、先ほどの売りの量よりも少額ですよね。これを見ると、もしかしたら、先ほどの買い板で買いを入れている人物が、価格の下げを狙った売りを出しているのではないか?と私は考えます。

たくさん買いたい、ただ、値下げさせて買いたい。その思いが、売りと買いの両方の注文になっていると、私は考えます。もちろんそうではないとは思いますが、そのような予測をたてて、見ることができるとなります。

このようなことがわかると、その時自分が、購入したい立場なのか、売却したい立場なのか、で次の行動をどのように行うべきかが見えてくると思います。

株式市場では、ロボットによる機械的な売買が入ってくるので、板をみて何かを読み解くことはほとんど無理にちかいのですが、このように新しい仮想通貨では、参加者がすくないからこそ、板を見ると参加者の顔が見えてくることがよくあります。

トレードの参考になれば幸いです。

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