アクアリウムのセッティング手順について記載したいと思います。
水槽、フィルタ、水草・石・流木をセッティングする
目次
アクアリウムをやっていて一番ワクワクする場所は、このセッティングではないでしょうか。水槽のセッティングはすべてここで完成させる必要はなく、メンテナンスフェーズでもセッティングはできますが、水の量を調整しながら作業ができるのは、生体がいないこの段階だけなので、可能な限りやれることをやっておきたいものです。
水漏れなど水槽に異常がないか確認
アクアリウムの水槽をセッティングしていくまず最初の段階でやっておきたいことは、水槽に問題がないかの確認です。
敷石を敷き、丁寧に水槽を並べ、水を入れていくタイミングになって水槽自体の問題がわかったり、生体を入れた後で水槽に水漏れなどが発覚した場合は、すべての作業が無駄になるばかりか、生体を死滅させてしまう可能性もあるので、慎重に確認しながらすすめていきましょう。
新規に買った水槽の場合は、水がもったいないですが、一度満タンまで水を入れて漏れがないか確認しましょう。現時点では、問題なさそうであるが、将来的に問題が出そうな場所などが見つかったら、注意して確認する必要があります。
また、底面フィルターなどのサイズにも問題ないかを確認しましょう。底面フィルタなどは、サイズが小さすぎては勿体ないですから、この段階で慎重に確認しましょう。もっと敷き詰めて置けばよかったという思いを持ったまま、1年以上水槽をメンテすることは、あまり心境的によくないものです。
水槽に底石を敷いていく
水槽に最初に入れるものについては、やり方がいろいろあると思いますが、私の場合はソイルを入れるところから始まります。ソイルは水洗いする必要はなく、そのまま敷いてくことができます。
※底面フィルタを使う場合は、ソイルを敷く前に底面フィルタを敷きます。
ソイルが敷き終わったら、このタイミングで、ソイルが浸る程度まで水を入れてしまいましょう。霧吹きで表面だけ濡らす程度でもよいでしょう。
あらかじめソイルが水分を持つことで、床の定着がおこり、最後に一気にやるよりも、水がクリアになるまでの時間が短縮されます。
水槽に石・流木等を配置する
水槽に石や流木など大きなオブジェクトを設置していきます。設置をしながら、水槽というよりもアクアリウムとしてのレイアウトのイメージが膨らんでいくと思います。
水を入れてから流木や石を設定すべきなのか、水を入れずに流木や石を設置すべきかの考え方はいろいろあるとは思いますが、水を入れずに設置をしたとしても、水を入れる時に崩れることは防げないので、私は水を入れてから設置することを好みます。
ただし、水を入れるときに影響を受けない大きなオブジェクトであれば、水を入れる前に設置し、イメージをつかんでおきたいので、この段階で入れてしまうことが多いです。
ポイントは、二度手間になるかならないかです。一度セッティングしたのに、水を入れたらやり直しとなっては、時間が無駄になります。
ソイルが1センチ浸るくらいの水を入れる
流木や大きな石のセッティングが終わったらいよいよ水をいれていきます。どの程度まで水を入れるかは、ここで水草を入れるか、舞い上がってしまうソイルをいったん定着させるかで違ってきますが、ソイルから水が1センチ程度上回るくらいでよいでしょう。
水草を植える
水を入れた水槽の濁りが取れてきたら、水草を植えていきます。水草を植える際に、水を一杯にしてからのピンセット作業は非常に大変ですが、あまり水がない段階は、水がある時に比べると、とても簡単に苗を植えることができます。
後で水を入れる時に舞い上がらないように慎重に水を入れなければいけませんが、ヘアーグラスやキューバパールグラスなど、何度も畑に植えていく感覚でのピンセット作業が必要なものの場合は、この段階でやってしまいます。水が大量に入った後でもできますが、水が少ない時が圧倒的に楽です。
調整しながら、水を入れていく
水草を植え終わったら、あとはを注ぐだけですが、事前に水草をセットしていると、水を入れる作業も意外と大変です。一気に水を入れてしまうと、せっかく植えた水草が台無しになってしまうので、水をいれるというより、あまり波が立たないように水を注入していくことになります。
ホースの勢いを殺したり、ゆっくり作業をしたり、やり方は人それぞれかと思いますが、ユーチューバーさんのやり方で、サランラップを敷いておいてから水を入れるというのは、素晴らしいなと思いました。
フィルタを設置する
水槽に注いだ後、フィルタを設置していきます。セッティングだけですので、水が濁っている段階でもいいです。濁りがなくなったら、ようやくスイッチONで、最初のセッティングは終わりです。