自由な働き方をするために準備してきたこと

先日、会社に「退職願い」を出したことを、このブログで紹介しました。

これは私にとって、生き方を変えるための最初の一歩でした。この一歩を踏み出すために、考えた期間は、13年。

そうです13年という長い期間なのです。

現在の会社では、2002年から数えて約16年働いていたことになるのですが、入社3年目で、既に転職あるいは、別の仕事を考え始めていたのです。

私は、どんだけ歩みがのろいのでしょうか(笑い

いえいえ、遅いというわけではありません。事実は、いろいろと状況が許してくれなかったのです。

・結婚した
・子供が生まれた
・働いていたのは私だけ
・資産はない、貯金はない
・家をローンで買った
・次の仕事のビジョンが明確ではない
・自分自身が未熟である、自信がない、悟れていない
・…

別の生きたかを選択するために、犠牲にできない優先順位の高いことが、いくつもあったので、八方ふさがりでした。それらの優先順位が高い課題を克服しなくては、次のステップに移動できなかった。それもありました。

また、とても大きな問題があります。

・周囲の心配です

「せっかく高い金を払って大学を卒業しているのに、安定した人生を捨てるのか?」
「家族を路頭に迷わせる気か?」

昔、誰かから、あるいはテレビ聞いたであろう言葉を、そのまま自分の言葉として発する周囲の人々の言葉が、意外といます。

でも、これらには反論できます。

・せっかく大学を卒業して、高い知識を手にしたのに、なぜ、新しいことをやらず、安定したままにとどまるのか? 大企業の仕事は、外部頼みばかりではないか? 能力が高いなら、本来、人々の未来のために、収入など考えず、やるべきことがあるのではないか?

・家族が路頭に迷うことはありません。しかるべき態度をとればお金がないことが、問題になることはありません。この国には最低限の補償、生活保護もあるわけで、父親が死んだ(ような状況)になったとしても、生きていけるセーフティーネットがあり、そのために税金もきちんと取られている また、将来的に税金を取れる子供などは、進んで育てようとするものです

・母子家庭もどれだけあるのか

いくつか、反論はあるのですが、まぁ、これらのことを自分の頭で考えることがない人は、メディアや、洗脳効果のある言葉を受け止めるしかできないので、だからこそ、その人自身が、そこから一歩踏み出せないのだとは思います。

で、13年で先ほどの問題がどのように片付いたかを書いてみたいと思います

・結婚した
⇒生活の基盤は安定し、家庭というシステムはうまくローテーションしている
・子供が生まれた
⇒塾に通わなくても優位な成績を保つ生徒に成長した
・働いていたのは私だけ
⇒共働きが始まり、収入面が安定性が高まっている
・資産はない、貯金はない
⇒マンションはローンが残るが、売却益が出るところまで来ている、無収入でも、1~2年生きれる貯蓄はある
・家をローンで買った
⇒ローンは、近隣住宅の家賃費用よりも明らかに安い状態である
・次の仕事のビジョンが明確ではない
⇒やりたいことが、たくさんある アイデアもある
⇒フリーランスという道も、認知され世間的に増えてきている
・自分自身が未熟である、自信がない、悟れていない
⇒病気をし、人生とは何かが見え始め 心との向き合い方もできてきた
・…

書こうとすると書ききれないほどあるのですが、13年間の悩みの期間はまったく無駄ではなく、転職活動もしたけれど転職しなかった経験もあるし、実際に独立した人が周囲にいたりしたし、起業セミナーなどにも通ったこともあるしで、準備をしていないことは、なかったわけです。簿記3級ももってますし。

目の前の仕事にイライラして、辞めてやる。というよりは、本来自分はどのように生きたいのか、生きるべきなのか、何を実現したいのか、世間とどのように向き合うのかを、きちんと整理してこれた13年だったと、今は思っています。

安易に転職しても、誰かの働き方を模倣するのが、使用人の義務だと理解してきたので、転職は選択に入れませんでした。

フリーランスも、ほとんどの案件は、安い人材を利用した派遣に似たものだとは、わかっていますが、一部は、そんなこともない人もいるはずだし、そもそもきちんと仕事ができれば、フリーランスにとどまっていないだろうと思います。

ということで、長々と書いてきてしまいましたが、私は、やれない中でもやれることをやってきたことは事実です。準備もしました。

それもあり、退職届を提出し、退職プロセスがすすんでいくことに、喜びを感じるところがあります。そして、未来に向かってワクワクが生まれていることも事実です。

何をやっても自由、自分ですべての責任を取らなければいけない、けれど、目の前に税金や生活費の費用は見えている、働くべき理由はある。

けれど、自分の頭と行動でどうにかする。

その決意があるので、大丈夫だと考えています。

この準備の期間は、人により状況もあり違うとは思います。けれど、生き方を変えよう、変えたいという人がいるのであれば、まずは、問題点を洗い出し、それに対する対策を練り、最初からできなくても、毎日やれることをやりながら、少しづつ時期をまてば状況は変わっていくものだと、私は感じます。

人生思い通りにいかなくても、気づいたら、やれる状況になるorやらねばならない状況になるということもあると思います。

参考になれば幸いです。

コメントを残す