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うたとピアノの発表会にゲスト出演「コンクールで予選突破したソナタと伴奏」

2019年12月28日に都内の某所の発表会に呼ばれてピアノ演奏と伴奏を行ってきました。この発表会に出演するのは2回目ですが、かつてのピアノの先生と縁が続き出演させてもらえるというのはとてもありがたいことです。どのような会なのかご紹介いたします。

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「ピアノの森」のスタートした今日、音楽中学校に入学です

れは運命!?アニメピアノの森の放映が始まった当日の今日、息子は音楽中学校に入学します。どことは、あえて書きませんが、音楽中学校は都内でも数少ないものですから、その一つということになります。

さて、そんな運命的!?な今日から、ピアニストに向けての練習を本格始動します。

えー!?、そうなんです。13歳になるかという、今更、本気になろうかというところなんです。

これは、すごく遅いですよ。

先日、ピアノコンクールの関東本選会に行ってきましたが、見事に無冠。息子の本気って何!?という結果でした。

つまり、これまでは、やはり遊びの状態だったことが、見事に表面化しました。まぁーいいんです、中学校での努力に賭けてみますw

さてさて、かれこれ約7年、ピアノのコンクールに参加してきましたので、どんどんノウハウがたまりまして、どうすると全国大会に出場できるかの傾向が私でもわかってきています。

このサイトの人気記事に、「コンクールの勝ち方」があるので、2018年度版のコンクールの勝ち方を後で、まとめたいと思いました。

先ほど、「ピアノの森」を見返しましたが、一ノ瀬海は天才設定ですよね。誰にも習わずとも、あのレベルを弾きこなす。いきなりショパンから練習を始めたようなロシアの巨匠「リヒテル」を思い浮かべてしまいます。

全巻読んでいますから、もちろん、どういうストーリーなのかは、わかっておりますが、やはり、アニメ。より実感のある、お話になっていましたね。

ピアノの森は、どこかで全12話?というのを見たので、このままテンポよく進んでしまうのだと思いますが、中学入学のタイミングで、放映されたアニメということで、今後も思い出す機会が多くなりそうな気がします。

来年には、一ノ瀬海くんのように、息子がショパンのエチュードを弾けるくらいになってれば、まぁ、プロピアニストもあり得るかもしれませんが、現実は、どうなんだろうか?!という感じです。

悲観ばかりではいけませんね。どこの中学に通ったとしても、そこで学べることはあり、そして、新しい進路はみんなある。だから、結果なんて、どうだっていい。

はい、結論は出ました。

中学校入学おめでとう!

頑張れ息子!

やりたいことを見つけろよ!

本日も記事を読んでいただきまして、誠にありがとうございました。また、別の記事でお会いできることを楽しみにしております。

小学校を卒業しました 音楽中学校の入学式まであと少しです

 

2018年3月23日をもって息子は、小学校を卒業しました。振り返れば、まったくもって長くなかった小学校生活ともこれにて終わりです。短かったです。

思い返せば、このブログおよび前身となるchigyo.netのChigyo Pianoを開設したのが、2014年の4月16日ですから、まもなくピアノに関する発信を始めて、4年が経とうとしています。小学校3年生のときに、このブログを始めたことになります。

その当時は、音楽中学校に行くことになるとは思いもよりませんでしたが、2014年3月末にはアップライトピアノを買いました。その後のコンクールでのステップアップを考えると、買ってよかった買い物の一つになりました。

小学校1年生から6年生までの6年間、親としての思い出がたくさんあります。たくさんのことを学ばせてもらいました。すでに子供を育てることを経験された皆様にはご理解いただけるとは思いますが、自分が小学生だった時とは違う感動があります。子供にとっても卒業式ですが、私にとっても意味のある卒業式となったわけです。

今を振り返ること6年前、2012年4月に入学しました。東日本大震災の後で、日本は大丈夫なのだろうかという思いの中、入学したのを覚えています。放射能が学校で検知されたり、歩道で数値が高かったりと、かつてなかった経験の中、小学校に通わせました。そんな中で子供たちは成長し、無事に健康なまま6年生を迎え卒業できたことは、とても感謝すべきことかと思います。

運動会、音楽会、展覧会、保護者会、その他たくさんの行事、イベントで、私も数多く通った小学校。思い出も当然たくさんあります。そこから巣立つことはやはり悲しみが伴いました。

もちろん悲しみばかりではありません、そして、ここからは本格的な音楽中学校での音楽の勉強へとつながっていきます。本当に意味ある進学となるのかは、ここからです。3年後、6年後とこのブログを振り返るとき、この決断について、考えることでしょう。この選択に誤りはなかったのかと。

今は、音楽中学校で、本気でピアニストを目指し頑張ると言っている子供です。私は、期待もありますが、不安や、どれだけ厳しいかの現実も知っていますから、気が気でならない思いですし、卒業に伴う行事で練習をしない日があると、それで大丈夫なのかと心配ばかりをする毎日でいます。

小学校生活の間くらい、自由にやらせればいいのではないか?という気持ちも私も持っていますが、全国レベルの腕がまだないのに、余裕でいていいのだろうか?「君の本気って何?」と親としては思うわけですね(苦笑

さて、そんな卒業式、子供のお祝いでもありますが、親のお祝いでもあるので、この日は、お寿司屋さんに行きました。銚子丸です。

子供と奥様は、卒業式の集まりで食事をしていたようでしたが、夜には家族でお寿司となりました。大変おめでたい食事となりました。しかし、私はお酒には手をだせません。車の運転があるからです。

子供は、調子にのって、サザエも食べたいといいましたが、特別な日なので、もちろんOKを出しました。

天気も良くとても温かい日に、卒業式を迎えられ、一日中結婚式の後のような気分がありました。(といっても、この日、今年3度目の株式市場の急落もあったので、気になることがなかったわけではありません)

来月4月には、音楽中学校の入学式があります。何が待ち受けているかはわかりませんが、またびっくりするようなサプライズが、良くも悪くもあると思いますが、毎日できることの積み重ねを大事に、このブログと共に頑張っていきますので、よろしければ、今後ともよろしくお願いいたします。

本日もお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

千本桜の演奏にコメントを頂けました ありがとうございます

3月下旬から4月に書けては桜の季節ですよね!

桜と言えば、千本桜!千本桜といえば、ボカロの定番、「千本桜」ということで、2年前に演奏したピアノ演奏を「Chigyo Piano」名義でもユーチューブにアップロードしております。

少しずつ、視聴数が増えておりまして、大変ありがたいことなのですが、先日初めてのコメントもいただけました、本当にありがたいことです。

ありがとうございます。

この千本桜は、初めて自分で好きな楽曲を演奏してよいという許しをピアノの先生から得て、コンクールではなく、コンサートという形で初めて披露したときの演奏となります。

このころは、音楽中学校に行くなんてまったく考えていなかったし、この後も順調にピアノが続くとも思っていなかった時期なので、いまさら視聴すると、このときの頑張りは、意味があったなぁと思います。

いまさら、この時の演奏を見てみると、指の動きが粗いし、フォームもよくない、椅子の座る位置もよくないと、ダメだしをしたくなりますが、その分今、いろいろ学んできたんだなぁと実感もします。

視聴いただけたら幸いです。

本気になれば、1年でピアノの演奏能力は大きく変わる

昨日のことなのですが、私自身は聞きたくなかったのですが、奥様が昨年の今頃の息子のピアノ演奏をテレビで流し始めまして、半ば強制的に、昨年のピアノの演奏を聞きました。

去年の演奏でしたが、それが、下手くそすぎて、どうしようもない・・・・

で、気づいたのですが、逆に言うと、1年でそれだけ成長していたんだなということに気づきました。

この1年での変化ですが

1.レッスンを週30分ではなく、1時間にしました。

2.ピティナに参加し、ピアノをやっているたくさんの子供たちがいる現実を体験させてやりました。

3.音楽中学校入試のための夏期講習、冬期講習の参加、ソルフェージュの経験を積みました 音大の非常勤講師の手ほどきを受けました。

4.毎日どんなにすくなくとも1時間30分以上は自ら練習していました

5.音楽中学校の受験をしました。

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親としては、お金にして月1.2万円くらいの出費の増額はありましたが、特待枠で合格できたのもあり、結果的なリターンは大きかったかなと、感じるくらいに、子供は成長をしていたわけですね。

何事も経験させれば、そのことが、そもそも人を成長をさせるんだなと、実感した1年でありました。

本当にすげーです。

さて、そんな子供の成長に立ち会うと、私自身も頑張らなければならないな、子供に負けてられないな、なんて思う自分に気づきます。

毎日頑張っているとはおもいますが、私たちも今日も大事にしないといけませんね。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

ジャン・シベリウス 樅の木 のピアノ演奏をアップしました

久しぶりに動画をアップロードしました。

昨年7月の演奏です。よろしければ視聴ください。

この動画を撮ったころは、音楽中学校入試向けの夏期講習に明け暮れていて、ソルフェージュもついていけそうだってことがわかり、安堵していたきがします。

この動画の演奏は、比較的成功した方ですが、講師の方の模範演奏をこの夏期講習のレッスンの中で聴いていて、涙が出たのを覚えています。

プロのレベルとは、とんでもないんだなぁと思ったことを今でも覚えています。

神様は残酷である

神様は残酷である。タイトルは、何事?と思える感じですが、今日は、息子のことではなく自分のことを書いてみようと思います。

私は、15歳の頃にギターを始めました。当時はXやLunaSea、黒夢などのビジュアル系バンドに触発され、バンド音楽にはまってしまっていました。自分もかっこよくなりたいと中2病のようにあったわけですね。

当時、肥満児だった私は、XのHideさんもそうだったことを知り、80を超えていた体重を50kgにまで落としたりしていました。過酷なダイエットをしていたものです。

本気で音楽をやりたいとなると、どんどんかっこいい音楽に追求することになりました。徐々に、海外のハードロックバンド、へビィメタルバンドに興味が移り、より演奏が難しいものへと興味が移っていました。

さらに、日本のアーティストというのは、本当に演奏が下手だなぁと思ったものでした。自分はミュージシャンにすらなっていないのを棚に上げてですね。

当時の私は、書きたくはないのですが、本気でミュージシャンになりたいなどと思っていて、現実はわかっていても、それでもやりたいと本気で思っていました。バンド活動をしていて、ライブハウスに出演などをしていた。

そして、音楽の専門学校にも行きます。ANミュージックスクールですね。

しかし、そこで、究極に感じたのです。

絶対音感の壁、自分のテクニックの低さ、才能のなさ

をです。当時の私は、「才能が欲しい、絶対音感が欲しい」と嘆いたのでした。

それでも、どうにか続ければいつしかと思いもありましたが、結局、自分の限界と現実を理解し、学生の終わりと共に就職をして、音楽の道はきっぱり諦めました。

もう音楽とは絶対関わらないと決め、楽器ショップや楽器メーカー、オーディオメーカーなどにも興味がありましたが、絶対に、のちに後悔することがあるだろうと、選びませんでした。

そうやって、音楽とは二度と関わらないと考えていたのでした。

そうやって、10年ぐらいが過ぎました。

しかしです。結婚し子供が生まれると、妻が息子をリトミックを習わせていました。私は、おけいこごとの一つだと、特に気にしていませんでした。

次に、息子がピアノをやりたいと言い出しました。まぁ、やりたければやればということで、お金だけ出していましたが、特に私が何かをすることはありませんでした。

そうこうしていくうちに、あるとき、息子に絶対音感があることに気づきました。

私が、手に入れることができなかった、絶対音感を持っていたのです。それも、専門の教育無しにです。

でも、だからといって、ピアノの演奏は、普通レベルでしたから、とくに期待もしていませんでした。

しかしです、小学校にあがり、毎年付き合いで、発表会、コンクールに出場が始まるわけですが、毎年、少しづつですが、順位を上げていくのです。

気づいたら、絶対音感もあり、コンクールでも予選1位通過をするようになっていたりしたわけです。

私は、書きました。

もう音楽とは絶対関わらないと決めたと。

しかし、神様は残酷です。20歳頃の私が、望んだ、絶対音感と才能を、息子に与えていたのです。

今後、この息子がどこまで行くかはわかりませんが、小学生の私はギターすら本気で弾き始めていなかった時期です。

息子のやっているソナチネ、ソナタの楽譜を見ると、とてつもなく難しく感じます。それを、いつしか、普通にやれるようになっている息子が目の前にいるのです。

横で、練習しているのです。

もう音楽とは絶対に関わらないはずが、関わらざるを得なくなる現実になってしまっているのです。

これを、残酷と呼ばずして、なんと呼べばいいのでしょうか。

そして、否応無しに、子供に私が実現できなかったことを、実現できるのではないかと期待してしまうのです。

でも、私は知っています。甘くないこと、上には上がいること、そして、そもそも音楽が売れなくなってきている現実をです。

それでも、私が、持っていないものを、神様に与えられている息子が、目の前にいるのです。

なんて、残酷なことだろう。

神様は、なんて、残酷なのだろうと、最近私は考えるようになってきました。

「才能が欲しい」と言いましたが、私にではなく、息子に与えるとは・・・・

昔話を書いてしまいました、今日は見直す時間がないので、このまま掲載してしまいます。

それでは、また

小学校生活とピアノの練習

いろんなサイトを見ていると

小学校の子供が、どのくらいピアノを練習していますか

という質問があったりしますので、参考までに今回は5年生の息子のピアノの練習量を書いておこうと思います。

私の子供の時代の生活を思い出すと、小学校が午後4時に終わって下校に30分かかり、家に着くとおやつを食べて宿題をやって夕飯が6時とか7時で、だらだらとして、お風呂に入って9時頃には寝て翌日という感じでした。今の次男と変わりません。

ピアノをやらない次男(昔の私)

16:30 帰宅(おやつ、遊び)
17:00 宿題&読書
18:00 夕飯
19:00 自由時間(テレビ、本)
20:00 風呂(だらだら)
21:00 消灯

このような平日を暮らしていたわけで、私が家でやっていたのは宿題くらいだったわけですね。当時の習い事は、そろばん、習字くらいでした。それでも、進学高校を経て東京理科大学には行けました。(なーんもやっていない次男にいらいらすることもありますが、私もやっていなかったので、きつくは言える立場にはないなと思います)

最近の息子の生活は、小学校が午後4時に終わって、下校に15分。おやつ&ベイブレードをやって、5時には宿題やって、6時には夕飯で、7時はテレビ、8時からピアノ、風呂に入って、またピアノorソルフェ。

ピアノをやる長男

16:15 帰宅(おやつ、ベイブレード、ゲーム)
17:00 宿題&ドリル
18:00 夕飯
19:00 自由時間(テレビ、ベイブレード)
20:00 ピアノ
20:30 風呂
21:00 ピアノorソルフェ
22:00 消灯

※ピアノは1.5h

私と息子の生活の違いを見ると、遊びは違えど自宅での遊びは必要であるが、ピアノをやっている分、音楽をやっている時間があるという違いです。ピアノに関しては30分は必ずですが、気分や体調により30分しかやらないときもあります

小学校の合唱の伴奏を頼まれたり必要に応じて、朝の15分~30分をピアノの練習にすることもありますが、基本はやってないですね。

通学時間が私と子供とで15分も違いますが、往復で30分。私は両親が共働きの都合で、さらに車での移動時間が必要だったので、毎日合計1時間の移動時間が私にはありました。なんていってもそれがが毎日なのですから、通学+移動で失っていた時間は、6年間で結構な違いになります。

ちなみに息子の習い事は、ピアノ、スイミング、英語(既にやめている)です。

ネットで探すと、ピアノエリートは可能な限り、ピアノに時間を当てるといいますので、夜10時の消灯は守るとしても

ピアノエリートだとすると(理想)

16:15 帰宅、ピアノのための体操
16:30 宿題
17:00 ピアノ
18:00 夕飯
19:00 ピアノ
20:30 風呂
21:00 ピアノ
22:00 消灯

※ピアノは3.5h確保可能。朝も加えられれば4.0h超も可能ではある。

エリートは、ピアノに3.5時間もかけられそうですね、ただし、他の事はほとんど何もできませんので、気持ちの整理や集中力など特別な精神力がないとやれないですね。ちなみに、息子にこんなスケジュールで練習を強制したら、まぁ無理と半ギレするでしょうね

とまぁ、時間の使い方を変えることで、小学校6年間で大きな差が開いてしまうことは、よくわかります。エリートはハンパなく上手くなるはずであり、だからこそデビューをしちゃうわけですよ。

活発な子供は家に帰ってくると、すぐに遊びにいくでしょう。しかし、うちの息子たちは私と同じようにHSPの性格なので、集団生活に疲れて帰ってくるので、まずは一人でのエネルギーの充電が必須なのは私も理解できるところです。

時間の使い方・確保に関して、もう一つの違いとしては、私は両親が共働きの都合で、朝6時には起きていないといけなかったのに息子は、自宅から通えるので朝7時に起きればよいところです時灯時間が1時間後ろに遅れ22時になっていても問題ないというところは大きいでしょう。

通学時間が長いと、休み時間なども削られるので、私はどんなブランド学校に行こうが好みません。よく進学校に小学校から通うという方がおられますが、通学時間による時間的制約がいろいろと出てくるので私は良いことだとは思いません。授業妨害がある学校は別ですが、そうでないなら小学生は近所でいいと考えています。

何かしら自分から生み出す活動をするときには、精神統一など、一人の時間が必要なので、勉強するにもそれが必要だし、他の知的な活動をするときにもそれが大事になるのですから。

ちなみに、ピアノが好きという息子。だったら、遊びをやめて、せめて2時間はピアノを練習をしろとおもうのですが、長く続けていることだからこその他の活動は必須なんだろうと最近は思っています。

今はベイブレードですが、その前はゲーム、おりがみ、その他工作などなど、遊びは飽きて変わりますが、ピアノは変わらず続けられているので、ピアノは好きだけれど、続けるとなると、遊びではなく日課になるわけで、気を向かせる必要があるよねという理解で、気が向くまで見守るしかないですね。

息子はピアノエリートではありませんが、学年代表で伴奏をやらせてもらえるくらいには弾ける方なので、その位のレベルの人がどのくらい練習しているかの参考になれば幸いです。

グランドピアノで練習をする

昨日、足立区にあるトーンフォレスト音楽教室のグランドピアノをお借りして練習をしてきましたので、雑多な口コミ的に記録しております。

注:この話題は、ごく普通の家庭の一般的なピアノ学習レベルですので、ご自宅にグランドピアノがあるお家庭向けではない話です。

グランドピアノを借りてまで、なぜ練習するのか

ずばりコンクールの練習用です。

一般家庭向けのピアノといえば、圧倒的にアップライトピアノかと思います。私の家もアップライトピアノです。(電子ピアノについては、生楽器ではないので、ピアノではないと今では私も認識しています)

しかし、アップライトピアノは、コンクール本番で使うのグランドピアノとはイメージが違うわけです。見た目が違うだけでなく、音が聞こえてくる場所も違う、ペダルの動きも違う。

アップライトとグランドピアノはやはり別物なのです。

コンクール本番で使うものと同じものが練習には最適なのですから、どんなに、工夫すればアップライトピアノでも十分と言われようとグランドピアノでの練習には意味があると私は思います。

練習場所を変えることで適度な緊張感を得る

自宅で落ち着いて、いつものピアノで、練習することに意味はあります。でも、毎日の練習となるとどこかマンネリになりがちです。私の息子も、練習をしているようであまり変化がない日々にどことなく飽きてしまっているときがありました。

そんなときに、レンタルで「グランドピアノ」を使うというプレミア感でモチベーションがアップすると期待しました。実際に昨日の練習では、やる気スイッチが入っていました。

また、コンクールは環境が違う場所での演奏を披露することになります。いつもの場所なら、落ち着いて弾けるのに・・・といった心理的な鍛錬という意味で、自宅ではない場所での練習は意味があると思います。

実は安上がり?

グランドピアノを自宅に配置するとなると、防音設備も必須になります。そうなると、ピアノ+数百万単位での部屋の改造が必要になってきます。

四六時中グランドピアノで練習をしないといけない、プロなら話は別だと思いますが、子供のころのピアノの練習であれば、自宅を改造してまでとはならないと思いました。

今回の場所はレンタル1時間1000円~
週一で毎週通っても5千円で収まりますから、年間通しても6万円程度。

数百万の防音室は、ピアノ講師を目指すなど、本格的にピアノでの生計を考えない限り不要なものであると思います。

さまざまなピアノに触れる機会を得る

一度自分のピアノを手に入れてしまうと、他のピアノで練習する機会がなくなります。

しかし、ピアニストは常にピアノを持ち運べるわけではありませんし、ピアノを選べない状態でピアノを弾くことが多いはずです。

そんなピアニストならではの課題として、どんなピアノでも自分の演奏をするというのはあるはずです。

レンタルで、さまざまな種類、さまざまな状態のピアノに触れることはそれだけで、得るものが多いはずです。

今回の感想

グランドピアノじゃなくても練習はできるわけですが、音のちがいはやはりあることが実感できました。自宅ではピアノの周りにモノが置かれてしまったり、音の反響がよくなかったりで、やはり状態がよくないのを感じもしました。

また、いつもとは違う場所となるとやる気がでます。初めてのことには、楽しさがありますからね。

ということで、今後もグランドピアノを借りての練習をしていこうと感じた次第です。

次のカワイ音楽コンクール

第50回カワイ音楽コンクールが今年の年末or来年の年始にあります。

もちろん私の息子も何年も続けて出場しているので、次回もという流れができています。

さて、その出場にあたりコースの決定がまだ不明です。

昨年までは、小学校3、4年はCコース(小学校6年生以下)で出場していました。

昨年も関東大会までいくようなことはなく、予選の審査員特別賞止まりでした。

となるとことしも、Cコースで再チャレンジといきたいところですが、若干、そんな流れでないことがあるんですね。

先生は、まだ決めかねているとおっしゃっていましたが、先月の音楽発表会の課題曲も、現在練習している課題曲も、どれもが、Bコース(中学校2年生以下)の課題曲なのです。

小学校6年生までが出場する大会に3年生から出場したということで、3年のギャップがあったわけですから、Bコース、中学校2年生に小学5年生で出場というのは、同じともとれるのですが、

3年生、4年生共に、それぞれ何かしらの賞をいただいていたので、ここでBコースに変更して賞が取れず「何もなし」というのがあった場合のモチベーションがどう影響するのか、と考えると、親としては微妙なのですね。

まぁ、私から見た息子の性格なら、それほど気にしないのかもしれませんが、それでも出費のある大会で、無印はさすがに、親としては割高!!とか思ってしまうわけです・・・

ちなみに最近練習している曲は、モーツァルトのK.545 第1楽章。そして、バッハのBWV779です。

しかし、親としてしみじみ思うことがあります。

普通の習い事として、始めたピアノ。そもそも、そんなコンクールで競うとか、想像もなしに続けたピアノで、よくもまぁここまでこれたかと思うことが、私にはよくあります。

自宅にグランドピアノ、専属の先生、そして本人の実力、多くの練習時間、それぞれがあってこそ、コンサートで競うレベルに到達できるもんだと思うわけです。

可能なら私も息子にもっと支援したいところですが、そもそもピアノの道は、そもそものお金持ちじゃないとできない、「超絶いばらの道」なんですよね。

ピアノを弾くために選ばれた子供なら、何をしていても、ピアノを聴いてくれるお客様が自然に集まってきて、弾きつづけることを望まれる状態が生まれピアノの道がひらかれるでしょうが。たいていの場合は、そんな人にはなれず、良くて先生、悪ければ無職という、話です。

そもそも、本物の天才は、ピアノであろうが、そうじゃない新しい道であろうが極めれるので、結局はその人間の器によるんでしょうが、普通にピアノをやってたんじゃ、食って生けないというのは常識です。

そんな道の本流に方足でも踏み入れるようになったと考えると、それだけでもやはりすごいなぁとは親ながら思います。

昔のピアノの練習は、もっと厳しかったそうですから、全体的なピアノ演奏者のレベルが下がっているのかもしれませんが、とはいえ、演奏を聴いていると、とてもじゃないけど、私にはできないので、下手とは思えないですね。親馬鹿ですね。

私個人的な願いとしては、息子が自らBコースでチャレンジすることを選択し、学校の勉強もしっかりとやりながら、ピアノにも向き合う時間を、自ら創るというのが、希望なのですが、それをやるのも本人の魂の器と考えているので、強制はしませんがね。

可能な限り頑張ってほしいものです。