ウェルキャンプ西丹沢の起きた事故について、いろいろ思うことはありますね。
私はこのキャンプ場を利用したことはありませんでしたが、いつかは利用したい場所として考えていました。
あさましくも使っていたテントがブラウンだったので、まずはそこに目がいってしまいました。
使っていたテントは小川キャンパルでしょう。事故にあった方は、初心者っぽくはないですが(お金を出せば、丈夫な道具は買えるので、キャンプ経験については、それだけでは判断できないですが)、そもそも川のそばでのキャンプといえば、危険な場所として、まず設営してはいけない場所と、どんな本にも書いてあったとおもいます。
わたしが子供の頃に読んだ本でも、川の危険について書かれてあったと記憶しています。
最近のアウトドアブームにのせられて、いいことしか書かない雑誌やブログの情報だけで、キャンプをやっていたとしたら、川の危険について、もしかしたら思いもよらなかったかもしれない。
ただ、今回のウェルキャンプの事故については、この人口の中州をキャンプサイトとして指定していたらしいので、キャンパーは人口の中州を指定されたけど「きっと安全」と認識していた気もします。
自然の中で行うキャンプについて、焚き火をすればやけどはつきものだし、ナイフを使えば指を切る可能性もあるし、川で泳いだら、どんなに少ない水の量だとしても、死ぬ可能性はある。
100%の安全を求めるなら、キャンプ場に来ないでくださいというのは、まぁわかる。
ただ、今回は人口の中州というところが、微妙なんだと思う。
原子力は安全と主張してきた電力会社だって、地震と津波という自然が引き起したと思われる事故に、どこまで保証するか明確な線がひけないような状況なんで、人口だからなんでも保証するかというと、それも無理な気もする。
大企業がやれないことを、小さな個人経営ができるわけないので、責めればこのキャンプ場は閉鎖だろう。
最後に自分の命を守れるのは、自分しかない。
家族を守るのは自分とし、正しい知識を常に求め、自然からは常に学ばせてもらう謙虚な心を持って、私を含めキャンパーはキャンプをしていく必要があることを、再認識する機会になったと思う。
この尊い犠牲は、今後も増えるオートキャンパーへの警鐘として、肝に銘じて楽しんで行きたいところである。
話は変わるが、私は渡船を使い、海の堤防で釣りをすることもあるが、地震が起き津波が起きれば必ず海に投げ出され、死亡する可能性はある。常に、地震がおきませんようにと、心の中で念じているところもあるし、ライフジャケット(浮き輪)は必ず装着するようにしている。しかしながら、ライフジャケットを持たず釣りする人もいるのである。
自然と共に暮らすことは、自然の脅威を思い出させてくれる良い機会でもある。
今回の事件がどのような結果に落ち着くか、見ておくくらいしかできないが、この結果を受けて死亡事故が減るかと言えば、どちらとも言えない。
規制を守らない、キャンプ場がどんどん閉鎖されていくとかそういったことがおこるのだろうか?
極論を言うと夏休みと言えば、海で溺れる子も多い時期なので、自然と遊ぶのだから仕方が無いと言えば、仕方が無いと思う。
海の事故だって、保証を誰かがしてくれるわけではない。
登山の遭難だって、同じである。
キャンプは安全な遊び、という認識を今一度見直す機会になったと思う。