ルアーフィッシングの目覚め-バスプロに出会った思い出話-

ルアーフィッシングの目覚め

私がブラックバスを始めて釣ったのは、埼玉県の北部にあるゴルフの打ちっぱなし場の用水地であった。

第1話「夢のような釣りの話」

年齢にして12歳過ぎ。そのころは、釣りと言えばコイかフナ。タナゴがたまに釣れるとこんな綺麗な魚も釣れるんだなぁというくらいの認識でしかなかった。

海なし県である埼玉県に住み、釣りと言えば、手竿にウキの仕掛け。餌はミミズ、赤虫、シロサシ、もしくは練りエサ

それが私の釣りだった。

当時の私は、釣り掘りに行けば、大人に負けないくらい釣れる。子供なりのプライドがあったのを覚えている。

しかし、既にファミコンがあり、ドラクエやファイナルファンタジーがあった時代のことで、小学生が友達同志で釣りに行くなんてことはなかった。深い池は危険だし、針をつかう、子供だけではやってはいけない、釣りは危険な遊びだ。

だから中学生になってからのことだ。市内ではなく、東京の方の都会からの転校生がやってきた。彼は、田舎育ちの我々と違って、泥っくささはないが、どこかどんくさかった。

けれど、都会から来たからなのか、地元の子供たち以上に自然に興味があり、釣りの知識を持っていた。実際には釣りに行っていないけれど、本からの知識でいっぱいだった。

その彼と友達となり、釣りの話になった。トンボでイワナを釣るとか、ヤマメを釣りに行っただとか、釣りに興味のない両親を持つ私の現実とは違う、夢のような話をしてくれた。

ただ、どんくさい彼の言うこと。本当に、トンボでイワナが釣れたりするのか、半信半疑で、話半分で聞いていたのを思い出す。

ところが、そんな彼がある日言ってきた。

「一緒に釣り行かない?でかいバスが釣れるお化け沼ってのがあるんだ。」

って。


バスってなんだ!?」

続く

ルアーフィッシングの目覚め

-バスプロに出会った思い出話-
第1話 「夢のような釣りの話」
第2話 「バスってなんだ?」
第3話 「ウキがなくなる!?」
第4話 「この黒いのがエサだってぇ!?」
第5話 「これがお化け沼だぁ!」
第6話 「おしかったぁー、釣れたと思ったのにー」
第7話 「おかしい・・・何かがおかしい」
第8話 「え!?、どういうこと!!」
第9話 「や、や、やべぇー」

コメント

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