資本主義

資本主義は基本的にGDPを伸ばすために成長し続けることを強制する。資本主義社会が注目するのは、GDP=国の成長で、とどのつまりどんだけお金を使っているかである。

成長とは、企業の売り上げの増加や、生産施設の増加など、お金の流通量増減を示している。

よくわからない言葉を使ってはいるが、成長とは、毎年新しいものを買う生活、大量のお金を使い切るような生活、借金をどんどんする生活を推奨するもので、使い捨てを推奨し、質素倹約・節約とは程遠い考えなのである。

ただ、質素倹約・節約が大好きだと言われた!?日本人は貯金をするので、GDPに貢献していないのではと勘違いされることもがあるが、銀行に預けられたお金は、信用創造の源資産となり銀行が我々が預けたのお金の約10倍のお金を業務で使うための元金となるので、貯金も成長に貢献してしまう

銀行が貸し付けたお金の元は企業や個人のお金であり、それをまとめ利用し銀行が多額の融資をし、国の成長に貢献しているようで、失敗すれば税金という名の元に個人からお金を回収する仕組みが完成しており、GDPの成長を目指しがんばり、失敗すれば国民から貯金を奪うという仕組みができあがっている。

この仕組みは、うまく回っている間は、高度経済成長とよばれ、子孫繁栄に貢献し、国内に多くの設備投資をもたらし、あたかも豊かになっていくような、まやかしの社会を生み出すことを可能にする。しかし、生み出された施設は設計もずさん、管理計画は無計画という、やっつけ仕事の山で、なんともお粗末な、バブル社会でしかない。仕事が山のようにあり、お金もあまるような社会では、遊ぶのにも忙しく、時間がなくなり、やっつけ仕事、つまりいい加減な仕事が増えるのは当然である。

もちろんそのようなアホ経済は長続きせず、まやかし社会の企業は倒産し、社員は解雇され、お金がないために子供を産まない社会を作り出す。一度、失敗しデフレ経済が始まると投資したお金は回収され、経済活動も鈍化し収入が少なくなるので、バブル当時と同額のお金を得ようと労働時間は増大、お金がなく仕事で忙しいと子供は産めなくなり、人が減ると公共施設もいらない、学校の先生もいらないと、何もかもまやかし経済のころの無駄が露呈し、整理整頓が必要になってくる。つまりは、リストラが増え、自殺者も増える。

つまり資本主義とは何かといえば、国というプランターで植物を育てることに似ている。世界の国はもちろん世界的な資産家から成長している国には、様々な形でお金という土、水そして肥料が投資される。それを原資に植物は成長し果実が実ることが可能となるが、そのころになると追加された土は引き上げられ水も肥料も少なくなり、枯れて残った大量の植物の残骸などに、わずかな新しい芽があるような国だけが残るのである。

これが地球にすむ人間が行っている資本主義というものである。

上記を踏まえ、今現在高度成長している国に注目してみよう、その国民はどんな生活をしているのだろうか?

あなたは、プランターに生える植物として、これから何をしたいですか?

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