生き方の指針

この世に生まれてから私たちは自分たちの意思で生きてきたと思い込んでいるが、実はそうでないことが多い

日本人であれば、生まれた頃から、自分の意思で生きているようで、気づけば幼稚園、あるいは保育園に入園させられ、日々を過ごし始め、そのまま、小学生、中学生、高校生・・・と親の意思を受けながらその人生を歩んでいくことになっている

たいていの人はこの流れをものすごく普通なことと捉えていると思う

でも、この普通のながれでは、生まれる前から人間社会に存在することをこなしているだけで、生まれてから自分の意思でやるべきことをやっていることにはならない

この流れの中で、人間社会のルールを学びながらも、自分の意思を見つめ、本来の生まれた理由を意識しながら生きて初めて自分の人生を生きることになるのではないだろうか

私はある程度生きた頃から、そう考えるようになった

この世で、楽しいと感じること、苦しいと感じること、無駄に感じること、すべての感情は、自分の意識の中にある心が感じていることだ

時には、マラソンすることが楽しいと感じ、時にはマラソンすることが苦しく感じるように、学校に行くことが楽しいときもあれば、学校に行くことが辛いこと、同様に仕事に行くことが楽しい、辛いと、常に心が何かしらを心は感じているのだ

この物事への感じ方は、人による

もっというと、人の心に依存している

ある人にとっては、心が楽しく感じることではあっても、別の人には、心が辛く感じることという行為が、実際に存在しているのである

これは重要なポイントではないのだろか

心が判断をしているのである

私は、これがとても大事なことだと感じるようになった

お金を稼げたり、人にはできない立派なことを成し遂げたりすることは、目立つことかもしれない、でもあなたの心のやりたいこと、いややるべきことに向き合った時、今やっていることが違うと考えるのであれば、ちょっと立ち止まり、点検をする必要がある

心が感じること、心がすべきと感じること、それに従って初めて自分の人生を生きていることに気づかされる

収入がいいからといって働いている人と、やりたいことをして生きている人とを比べた場合、明らかにやりたいことをしている人が輝いている

そしてたいていの場合、長年続き・輝きのある人生を生きるのは、やりたいことをやっている人たちなのである

ただ、心が本当にやりたいことを、拾い上げることはとても難しいことである

気づけば目の前にはいくつもの競争が存在し、教育戦争を勝ち抜くために勉強をしなければいけない、労働戦争を勝ち抜くためにいい職についていい働きをしなければならない、などなど、沢山の他人の意思の影響を受けて、

心が本当にやりたいこと見つけることは困難なのである

現在の日本社会で、うつ病が流行っているが、これは心の病である。その根本は、心がやりたいこと、心がやるべきことをやっていないことの病気だと私は考える

人はこの世で学ぶべきテーマを持って、あの世から送られてきているのではないかということが、宗教などで語られているが

まさに、それがこのことにも該当し、本来やるべきことのテーマを見つける必要があるとき、うつ病のような現象が発生し、心が抱える、それぞれの人間のこの世で学べきことの指針を見つけ出させるタイミングを作っていると私は感じるようになった

だから、心に従っていきましょう!

今日心がやるべきことがあるのであれば、仕事や勉強、家事・育児、あるいはその他の忙しいことの合間に、優先してこなすリハビリを始めてみましょう

心がやるべきと感じることを、朝から瞑想して、座禅を組んでまずは感じる

そしてそのやるべきことを、どうにかして、組み込む

大事に扱っていく

そうすることで、本来の自分の生き方のテーマを、この世界で実行に移すことができるようになっていく

心の働きは、他人の生き方に左右されやすい現実から、迷いを取り除き、あなた自身にとって行うべき生き方の指針を示してくれているのである

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