例えば、ある程度の人の集まりのなかで、現在の総理大臣の名前を聞かれた時
「阿部」と回答した人がいたとした場合
「晋三じゃなくて?」と疑問系で、指摘をする人がいたりする
関節指摘はネガティブなコミュニケーションを産む会話であることは、学生レベルでも気付き始めているし、社会人となれば誰にとっても経験があり自明である
学生レベルの指摘の仕方なのである
「はい、安部晋三さんが正解です」と質問者が場をまとめれば、その後も、話はスムーズに運ぶが、「この質問は名前を聞く質問でした、阿部と苗字を答えた人は馬鹿ですな」なんて言ったとしたら、物議を醸し出す
話は一気に止まるだろう
しかし、残念なことに、現社会では、そのような質問をする人が多いばかりか、会社の社長や役員クラスになってもそのレベルの会話しかできない人間が存在していたりする
すべての議論の成り行きを上手く行かせようと、コントロールしようとする人は、そのようなスムーズにいかない言葉を選ばないのが常識であり、その能力は人格として問われているのである