いわゆるIT技術者、エンジニアの仕事は、金融業界から始まったものだと私は理解している。数字に置き換えやすい商品は、お金だからだ。だからこそ、金融には数学科の人材が昔から採用されていたという話を聞いた。
そして、お金を扱う仕事。つまり、会計の仕事にはコンピュータの導入が当たり前になった。
そして、仕事の数値化さえできれば、どんな仕事にもITが入り込める余地があるので、その延長線上にいまのITも成り立っている。
その程度のことであるが、つまりは、業務のデジタル化が業務のIT化だったんじゃないかと、私は考えている。
もっというと生活のIT化もその流れの一環だ。
そして、すべての物事がIT化され、生まれたデータを集めれば、大量の大きな塊となったビッグデータが生まれる。それを解析し、利用することで、人間および人間というものが分析可能となり、AIにつながってきた。
それが今の瞬間だ。
この先も、これからもまっているのは、さらに高度かされた〇〇だ。〇〇はあえて伏字にした。この〇〇が何か、あなたは理解していますか?
何のために、IT化が必要だったのだろうか。何にIT化を利用したのか?
答えのつぶつぶを並べてみると
仕事の整理
コストの削減
業務効率化
会計的な収支の解決
どんなものも、すべては
管理
につながっている。管理とは、つまりコントロールである。
私たちの未来にあるのは、強烈な、高度な支配。これはまぎれもない事実だと私は考えている。エーアイの登場で、それがさらに加速する。
便利なエーアイがいずれは人を管理しコントロールするエーアイに変わっていくだろう。便利という名の下で、確実にそれは進行していく。